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所在地 :京都市西京区

構造種別:木造2階建て
主要用途:住宅
延床面積:㎡
竣工  :2010年4月

線路沿いの変形敷地に住宅を建てる計画です。
線路沿いの振動や音を少しでも軽減する為に、重量及び密度の高いRC造として計画しています。

 変形敷地への対応として、整形で無くても違和感の無いLDK部分を配置。ワークスペースやキッズスペースは家具や壁で間仕切りをしていますが、個室の様に完全に閉ざしてしまわずに、立ち位置に寄っては視線が交差する様に断続する空間としています。周辺のスペースとの一体感を出しつつも、ゆるやかに視線が移り変わる空間として計画させて頂きました。

 スケルトン階段も視線の抜けにより、広がり感を演出すると共に、部屋のアクセントとしての役割に。
 1階は来客等のオープンなスペースとして、LDKやゲストルームとなる和室を設け、2階に個室や浴室といったクローズドなスペースを設けています。
 線路側となる北側に極力開口部を開けないようにしつつも、LDKへの採光や換気を確保する為に、トップライトを建物の中心に設けています。また、奥様のご実家である敷地西側に向けて庭を設け、お互いの庭を共有できるようにしています。

 また、この中庭をコの字型で囲い込むように個室をレイアウトして、条件の厳しい外部ではなく、条件をコントロールしやすい内側へ開かれた空間構成としています。