玄関には土間続きの玄関収納。お子さまのベビーカーや外遊びのおもちゃ、アウトドア用品を収納して頂ける広さに。帰宅後の手洗いや来客時にも案内しやすいようにトイレ内とは別に手洗いカウンターを設けています。  
そして玄関横には仕事部屋。
新しい働き方のひとつとして在宅ワークを導入された企業も多い中で、多くの方が仕事中の家族との距離感を問題にあげています。家族でゆっくりと過ごすLDKとは完全に分離し、来客時の対応を考えて玄関からの動線も短く、プライベートな空間と分けて配置させて頂きました。
 
書斎や仕事部屋はリビングの一角や2帖程の部屋を計画される事がありますが、
今回の計画は、完全に個室である事や4.3帖のゆったりとした広さにしている事でお仕事に集中していただけるような環境に。在宅ワークの必要が無くなった際も、玄関とのアクセスの良さから、ファミリークローゼットや趣味室、子供部屋へと模様替えもして頂ける想定です。
 
また自宅療養が必要な際にも、ご家族との一定の距離が保てるような部屋の配置、
１階に洗面やお風呂の水回りを設ける事で、不必要に家族との動線が交わらないよう考えています。
 
２階LDKは一角にお子様の様子を伺いながらも家事ができるようスタディスペースを設け、従来のような家族が集まりやすいリビングスペースとなるように計画。
棟屋には周囲の環境に配慮した位置に窓を設ける事で、日中も暗くなる事が多い間取りの中心、キッチンや階段にも自然光を取り入れた明るい空間となるよう工夫をしています。